引越での出来事第二話
2007/06/07
この前の続き!
ご主人の寝ていたふとんの下がなんとべっとり濡れていたんです。
奥さんも勘違いするほど・・・。
普通、敷ふとんが人の発散する水分や汗を吸収して発散、
それを畳のい草が一時的に吸収して 朝、おふとんを片付けて
窓を開けお掃除する頃には大気中に湿気を発散すると言う
うまく出来た湿気の発散循環が出来ていたんです。
しかし、床がフローリングやコンクリートにカーペット張りの
お部屋が多くなって ふとんから発散された湿気の
行き場がなくなって結露したり、また、再度、ふとんが吸い戻したり
してこんなことが起こるんです。 気付かないとふとんの
裏側がカビだらけという例も・・・。
でも 最近多いんです。 これに関わるクレームが!
エコや省エネのためにお部屋の機密性が高くなり
冷暖房効率もよくなっている反面、換気が悪くなっていたり
こもった湿気によりカビの発生や快適な環境のためにかえって
ハウスダストの中のダニの繁殖などなど・・・。
昔からの日本家屋は高温多湿な日本の風土に合せて
風通りの良い家なので(冬は寒いですが・・・) カビの問題も
少なく、また、使う人もお手入れに気をつけたものです。
そんなふとんのお手入れも最近では先人の知恵が
継承されず ご存じない方々も多いようです。
皆さんはどうでしょうか? こんな体験話を知らなかったら
「買った布団が湿気を吸わない!」とクレームにされるでしょうか?
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